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上の写真で「んしょ!」という感じで、
つっぱっている足を、
くの字に曲げたいと思います。
ダメージを最小限にするために、
骨の形にそってカットします。
カットする途中に、
一方方向だけではなく、裏側やサイドなど、
いろいろな角度から確認するのがコツ。 |
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左右から切り込みを入れて、
ある程度まで進めたら……
ちょっと乱暴ですが、
最後はボキ!と折って切断。
でも、切断面は案外きれいなんですよー。
心配な方は、最後までノコで切るべし。
この調子でほかの足も調整していきます。
脳内BGMはホネホネロック。懐かし! |
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きれいに骨が分割できました。
ガタガタしてしまったら、
ペーパーを当てて、滑らかにしておきます。
まっすぐな足を、くの字に角度調整。
様子を見ながら削りつつ、
ベストな角度を探っていきます。 |
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足の角度は、
ほかの恐竜骨格フィギュアのパーツや、
資料を見ながら調整します。
ちなみに資料は、じょいほび!作業を見学に来てくださっているみなさんから、「これ、よかったら……」とたくさん貸していただきました。ありがとうございました。
歩いている感じとか、
ポーズの表現方法もいろいろあるので、
仕上がりをイメージしながら作業します。 |
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真ちゅう線で固定
角度が決まったら、固定していきます。
今回は金属の軸を通して、
隙間をパテで埋めるやり方で作業。
ピンバイスで穴をあけます。
穴をあける位置を確認しながら、
接合面がずれないように気をつけつつ作業。
接着は素材の都合上、
瞬間接着剤を使用します。 |
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瞬間接着剤を適量使用し、
真ちゅう線を固定します。
真ちゅう線は金属用のニッパーでカットします。
プラモデル用ニッパーだと、
刃がダメになってしまいます。注意!
ある程度曲げることができる、
0.8ミリくらいが使いやすいと思います。
上下の骨をしっかりくっつけたら、
骨の間をパテで埋めていきます。 |
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瞬間接着パテSSP-HG
使用するのは瞬間接着パテSSP-HG。
パテにもいろいろな種類がありますが、
この瞬間接着パテは粉とHG液を混ぜて、
化学反応で硬化させるタイプのパテです。
2008年秋にリニューアルして、
内容もさらに充実。より使いやすくなりました。
詳しい使い方はこちらのコラムをご覧ください |
瞬間接着パテ SSP-HG
1,838円(税込)
asse(アッセ) |
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まずは下準備。
粉とHG液をムラにならないように手早く混ぜます。
今回は骨の間に流し込む感じで使用するので、
少し柔らかめにしてみました。
HG液を添加するときには、
粉に直接かけないようにします。
そして粉を吸い込まないように注意。 |
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爪楊枝に適量とって、
骨と骨の間に流し込むように、
少しずつSSPを詰めていきます。
瞬間接着パテの作業は手早くが鉄則。
すぐ固まっちゃうからね……。
一度流し込んで固めたら、
もう一回同じ作業を繰り返します。
気泡があったり、隙間が埋まってなかったり、
固まると引けちゃったりすることが時々あるので、
念のための2回目です。 |
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こうしてみると、まるで軟骨のよう。
パテがはみ出してしまったら、
固まる前に爪楊枝などで、
余分な部分を除去します。
気になるようなら、
硬化後に軽くペーパーを当てておきます。
足の間接のパテが固まるのを待つ間に、
頭の合わせ目の修正を行います。 |
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