羽のパーツを塗料しよう!
続いて羽のパーツを塗装します。
羽のパーツの塗料は、ベースをワイトに青を少し混ぜた、水色の塗料を使用します。
白いボディのパーツと、羽のパーツは本来ならば、同じ「白」のはずなのですが、羽には青いグラデーションをかけるので、下地の色は別々にします。
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大きめの羽のパーツで塗装の手順をお見せします。
これだけ大きなパーツを均一に、ホコリを一つもつけることなく塗装するのは、実は結構大変だったりします。
しかも大きい一つのパーツなので、ホコリがつくとよーく目立ちやがります。
塗装前にはとにかくしっかりホコリを払います。
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ちがう色の下地からスタートするので、当然上に塗装される白の発色の仕方や色のニュアンスも変わってきます。
仕上がりを想像しながら、色を決めていきます。
塗装のスタートは端っこやミゾから。
写真のように、ミゾやパーツのキワの部分を塗ります。
このときちょっと吹きすぎたかな?とか、ムラがあるなと感じても、この段階では心配ご無用。
薄く吹き重ねた白は、乾燥させると色が少し暗めになるので、思った以上に目立たなくなります。
これから何回も色を重ねていくことによって、ほぼ目立たなくなります。
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むしろムラなどを早く消そうと、長い時間塗装して、表面が乾いていないところにホコリがくっついたり、パーツを落としたりして塗膜にキズがつくほうが厄介です。
この状態で少し乾燥させて、今塗っている部分を少しずつ広げるように、続きを塗っていきます。
大きめのパーツは塗り上がるまで、30分から1時間くらいかかることもあります。
とにかく、薄い塗料で、一回の塗装時間を短く、何回も塗り重ねるというのが、きれいに塗装するポイントです。
だいぶ塗りあがってきましたが、まだ中心が白っぽいのがお分かりいただけますでしょうか?
最終仕上げで、全体のムラをなくすため、ちょっと遠目から、圧力を高めにして、パーツの全体にふわっと乗せるように塗装します。
このときに非常にホコリがつきやすいので、かなり注意です。うそーん!って言うくらいでっかいホコリがついたりするときもあります。←経験談
万が一ホコリがついてもあわてずに!
「あホコリついた!」と思ったら、塗装を中断し、パーツにさわらないようにして、しっかり乾燥させます。
ホコリがついた段階で、テンパッてホコリを取ろうとするのが実は一番ダメな行為です。←コレも体験談
塗膜にキズがついて、取り返しのつかない悲しい結果になります。
パーツをよく乾燥させたら、爪でカリカリっとすると、たいていの場合はホコリがとれます。
どうしても取れない場合は1200番くらいのペーパーで磨きます。
これは失敗例。
塗装中にはいろーんなアクシデントがあるのですが、その中でもかなり強烈だったのが、パーツポロリ事件です。
持ち手の布テープの粘着力が弱っているところに、
エアブラシの風があたり、ポロッとパーツが落ちてしまったのです。
当然塗料は半乾き。
床に落ちたパーツにダイレクトに床のゴミやホコリがくっついてしまいました。
羽の左側に黒くてザラザラしたものがイッパイついているのがお分かりいただけますでしょうか?
こうなると不貞寝もしくはヤケザケよく乾燥させて、ペーパーをかけてゴミを削ってあげるしか方法がありません。著しくテンションと作業効率が下がってしまうので、持ち手にはしっかりくっつけましょうね。
白い羽のパーツは可動部分がほとんどなので、
羽の裏側もしっかり塗装します。羽を広げた時に裏側は色塗ってなかった…とか、イヤですもんね。
大き目のパーツが多いので、乾燥中にパーツが接触しないように気をつけます。
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