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グラデーション塗装のポイント 面の調整
かなり白くなったパーツですが、
個々のパーツのグラデーションの発色に、かなり差が。
私としては、まだまだ塗り重ねていきたいと思います。
今回は前回の塗装の続きと、
パーツのグラデーション加減の調整と、
更に面の情報量を増やすため、
ハイライトの塗装を行います。 |
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まずは面の調整用にホワイトの塗料を調色します。
前回、第一段階のホワイトの塗装で使用したのは、
写真のGXカラークールホワイトです。
前回のコラムでも使用感をお話したのですが、
隠ぺい力(下地を覆う力)が、
これまでのMr.カラーホワイトに比べて強く、
暗い下地の上に塗装した時に発色がよいのが特徴です。
しかし、微調整を行う場合は、
GXカラーの利点である隠ぺい力の高さによって、
逆にエアブラシのコントロールが難しくなってしまうのでは?
という懸念が。そこで…… |
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微調整には、
Mr.カラーホワイトを使用することにしました。
同じホワイトではありますが、
GXカラーよりも発色が緩やかなので、
微調整しやすいかなー?ということで、
こちらを使うことにしました。
第一段階で塗装した白となじみがよくなるように、
ホワイトに下地に塗装したブルーグレーを、
ごくごく少量混ぜます。
このあたりはお好みで。 |
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白に他の色を混ぜる時はドバッと加えるのではなく
少量ずつ、様子を見ながら加えましょう。
前回作ったホワイトよりも、ちょっと明るめにします。
隠ぺい力の高いGXカラーのホワイトの登場は、
塗装の作業をずいぶん便利にしてくれました。
しかし、目的や作業内容によっては、
Mr.カラーホワイトが使いやすい場合も。
GXカラー・Mr.カラー両方のホワイトを併用して、
イイトコドリで塗装してみるのもいいかも?です。 |
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塗料の希釈濃度は、かなり薄め。
塗料に対して4倍~5倍の量のうすめ液を加えます。
さて、ここからがちょこっと神経を使います。
はじっこになるべく色を乗せないように心がけつつ、
塗り広げていきます。
とはいえエアブラシなので、どんなに避けていても、
若干色はついてしまうのですが、
「意識して作業していれば、グラデーションは残る!」と、
自分に言い聞かせながら塗装していきます。 |
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左側が塗装前、右側が調整後のパーツ。
比べてみると違いがわかりやすいかと思います。
グラデーションの加減は好みや、
目的によってそれぞれ違うと思います。
写真などに撮る場合は、
若干メリハリを強くしたほうが、
効果が表れやすいです。
この後の塗り重ねの作業や、
ハイライトを入れることも考慮して調整します。 |
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