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ウォッシング失敗!!!
姫路城製作の際にも行いましたウォッシング。
色のトーンを落ち着かせたり、
統一感を出す目的で行うのですが、
今回は無塗装のガンプラにエナメル系の塗料で、
ウォッシングをしたらどうなるか?という
無謀なチャレンジを行いました。
なぜ無謀なチャレンジなのかといいますと……。
エナメル塗料はラッカー系塗料で塗装した後に、
スミイレやウォッシングなどをしても、
ふき取れるという利点があるのですが、
溶剤の浸透性が高いので、
プラスチックを脆くしてしまうのです。
プラモデルの中でも特にガンプラはスナップフィットで、
テンションをかけてパーツ同士をくっつけているので、
パーツの付加がかかる場所などに小さなヒビができ、
そこにエナメル溶剤が流れ込むと、パーツが割れることが。
以前オオゴシは、完成間近の塗装済みのガンプラのスミイレで、
エナメル塗料を流しすぎてパーツをバキバキに割った苦~い経験があります。 |
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今回のような無塗装の状態でウォッシングするなんて、
本当ならとんでもないことなのですが、
もしもパーツが割れなければそれに越したことはないし、
割れちゃったとしても、バトルダメージとして利用できたり、
うまい具合にリカバリーしていい作品にできれば、
結果オーライなのでは?と思い、チャレンジッ!!
模型用のエナメル溶剤ではなく、
さらに揮発性の高い油えのぐ用の溶剤、
ぺトロールを使用して溶剤を稀釈。 |
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パーツ全体にかなり薄めに稀釈した、
エナメル塗料を塗ります。
内部にまで浸透して、割れちゃうのが怖かったので、
すぐにティッシュなどでふき取ります。
揮発性が高いぺトロールなので、
浸透することをある程度防げるのでは?と、
考えたのですが……
ん??いい感じ?イケるんじゃない?
と思ったその数秒後……
その場にいた見学者の方々は、
みるみる青ざめていくオオゴシの顔を目撃したことでしょう。 |
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細かい部分に残ったエナメル塗料を、
綿棒でふき取っていた時でした。
何?コレ?!Σ(´□` )
白くなってる!!
パーツ表面にびっしりヒビが入ってしまって、
白っぽ~くなって、ツヤが消えちゃった?!
パーツの割れはある程度予期していたのですが、
予想外の展開にビックリ! |
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どうやらパーツの表面全体に溶剤が浸透し、
こまかいヒビ割れができてしまったようです。
キレイにつや消しになってくれれば、
結果オーライだったかもしれないのですが、
色の濃いパーツの白化がムラがあって、
ちょっと……っていう感じだったのです。
腕の部分や足のパーツも一部割れてしまいました。
最悪、バラッバラになっちゃうかも?
って思っていたので、まだマシな状態でしたが、
おススメはできません。まねしないでね。 |
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割れてしまった部分は、
瞬間接着剤を流し込んで補強しました。
やっちまったモンはしょうがない(笑)、
ここをうまーい具合に目立たなく、
かつバトルダメージとして利用しつつ、
カッコイイ作品に仕上げますよ~!!
今回の失敗で、
逆にメラメラ闘志が燃え上がっております!
失敗を失敗にしないモデリング、ガンバリマス! |
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