ヤマシロヤ模型製作Webコラム『オオゴシ*トモエのEnjoy Hobby!』は、ホビーの楽しさ、プラモデル作りの面白さを紹介するコラムです。
こちらのコラムは、2005年7月、8月に夏休み特別編で製作した、HGマラサイの製作コラムです。はじめてガンプラを組み立てる人、久しぶりにガンプラを作ってみようかな?という人に向けての、短時間でさくっ!と見栄えよく作る方法をご紹介します。
【番外編 HGマラサイをさくっ!と仕上げで作ろう の巻 その2】
ガンプラはじめて仕上げ スミ入れ編〜
TEXT BY オオゴシ*トモエ
 
組み立てたHGマラサイをスミ入れします。
じょいほび!では、ちょっとひと手間加えて、
世界に一つの作品を作ろうと思います。

番外編2回目では、
組み立てたガンプラを、更にカッコよくするための、
プラスアルファの作業をご紹介!

スミ入れのコツや、パーツをばらばらにする際のコツなどを
中心に解説していきます。

今回のマラサイのコンセプトは、
お部屋のTVの上に気軽に飾れる作品。
お手軽なさくっと製作ではありますが、
お友達が部屋に来た時、「ガンプラ作るんだ。ふーん。
最近のガンプラ出来がいいなぁ!」じゃくて、
「おっ!すごいじゃん」って言ってもらえる作品にしたいなぁ…
と思っています。
 

 まずはパーツをバラバラに…
まずはパーツをバラバラにします。

せっかく組み立てたのに、もったいない!

と思う気持ちはよくわかりますが、組んだ状態のままでは、スミ入れペンのペン先が届かなかったり、
作業が難しいことも。


ここは潔くバラしましょう。

まずは、足、腕、ボディ、頭など、
大まかなまとまり別にバラします。
 
 
これくらいバラバラにすると、
かなりスミ入れしやすくなります。


腕辺りのパーツは、
ごちゃごちゃしているので、
もう少しバラしてあげましょう。

 さらにバラバラにするときは?
スミ入れなどをする時や、
パーツをハメ間違えてしまった際の、
パーツのばらし方のコツです。

まずは、手でパーツを引っ張って、パーツとパーツの間に、少し隙間を作ってあげます。


あまり力を入れすぎると、パーツが割れてしまったり、ダボが折れてしまったりするで注意しましょう。
ここで活躍するのが、
マイナスドライバーと、こちら!
ナイフの刃の逆側です。
刃先側だと、パーツを傷つけてしまったり、刃が折れてしまう可能性が!!
 
 
先ほど作った隙間に、
マイナスドライバーまたは、
上の状態のナイフの刃を差し込んで、
左右にぐりぐりと回し、
隙間をさらに広げていきます。


このときパーツを傷つけないように、
様子を見ながら隙間を広げていくのがコツです。
 
 
パーツの片側に隙間ができたら、
今度は逆側も同じように隙間をあけます。



面倒だからといって、
一方だけ隙間をあけてパーツを取ろうとすると、
ダボをバキ!っとやっちまいます…気をつけて!
 
 
両側に隙間があいたら、
手でパーツを引っ張ります。

このとき、なるべくパーツを
まっすぐ引っ張ります。
ナナメに引っ張ると、力が一方にかかりバキ!っとやっちまいます…。

パーツはちょっとの衝撃では割れませんが、
中のダボが折れる可能性があるので、
くれぐれも慎重に!ネ。

バラバラにしたら、スミ入れをします。
 

スミ入れに使う道具
ガンダムマーカー
スミ入れ 先細
左から
ブラウン/ブラック/グレー
GSIクレオス
各210円(税込)
ガンダムマーカー
スミ入れ ふでペン
左から
ブラック/グレー
GSIクレオス
各210円(税込)
【どんな道具をつかうの?】

スミといっても、実際の墨ではなく、
マーカーなどを使って描き込みます。

ガンダムマーカースミいれ用という、
スミ入れ専用のペンが
GSIクレオス
より発売されています。

先細ペンは、ミゾなどスタンダードな作業に、
筆ペンはバーニアなど
奥まった部分に使用すると便利です。
スミ入れって何のためにするの?
【スミ入れって何?】

スジ彫りへこんでいる部分に、
その機体の色よりも濃い色で、
色をつけることをスミ入れといいます。


左右のパーツを比べてみると、
左の方がよりミゾが深い印象を受けませんか?

左のパーツはミゾにブラウンとブラックで、
スミいれを施してあります。
ミゾに意図的に影を入れることで、
小さなパーツにメリハリをつけるだけでなく、
立体感やスケール感を演出するのが、
スミ入れという作業なのです。

基本はブラックやグレーですが、
パーツによって色を変えてみましょう。

白いパーツにはグレー、
赤や黄色にはブラウン
青やグレーのパーツには
ブラックなどがオススメです。

作業意図が分かったところで、
スミいれを進めていきましょう。


ガンダムマーカースミいれ用先細ペンで、
パーツのミゾにそって、なぞるように書いていきます。

先細なので、ミゾにしっかり入り込んで、
細いラインが引けます。

はみ出しても大丈夫! 


※毎回撮影のときに思うのですが、
わざとらしくないはみ出しって結構難しいのね。

 
 
はみ出しちゃったけど、消しゴムが入らない!

そんなときは、ツマヨウジでカリカリ削ります。
 
 
スミ入れした部分を、より細く、
よりシャープにしたい時にもオススメです。


線を細くするように、
線に沿ってカリカリ削っていきます。


全部削ってしまったら、
もう一度スミ入れして、削りましょう。


細ければ細いほど、
よりシャープな印象になります。
 

スミ入れの作業はモリモリ進んでいきます。

スミ入れの作業時間は、
キットの大きさにもよりますが、
HGクラスだと大体1時間、
MGだと2時間くらいです。

スミ入れ用のガンダムマーカーは
文房具感覚で使用できるので、
リビングなどでも作業できるのがうれしいですね。

ちょっとの作業で、パーツにメリハリがつく、
オススメ作業です。ぜひ試してみてくださいネ。


次回は、デカールやシールを貼って、
さらにドレスアップさせていきます。

特別編その3 
デカールでドレスアップ! に続く!
(C)創通エージェンシー・サンライズ
 
 


 
 
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